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カントリーレポート報告会

JICA研修二日目。
午前中 JA事業研修。
午後から 来日した5各国によるカントリーレポート発表会。
 今日は、気温もあたたかく 最高の秋晴れ。
昼食時間を利用して 太平洋を見に行く。
研修員は、全員大陸育ち。
生まれてから まだ海を見たことがないという。
 車で30分あまり。 太平洋へ。
 全員 海を見て大はしゃぎ。
黒海やカスピ海などはあるものの、大海原はないという。
 研修管理員の方に、今回きた殆どの研修員は一生 海を見る機会はないだろう。
研修期間中に、一度でいいから海を見せてほしいというリクエスト。
どうせ見るなら、天気がいい時が良いと 今朝 判断する。
研修員の 喜ぶ姿を見て こちらも幸せになる。
 午後からの カントリーレポートの報告を聞いて、 自分の無知を知る。
それぞれの国は、ソ連邦崩壊後 新しく独立した国だ。
実は、個人的にも今回の研修を楽しみにしていた。
社会主義から自由主義社会へ 大変革を経験して いまどんなことを 考えているのか
是非 聞いてみたいと思っていたからだ。
 報告会の中で 聞いてみた。 殆どの研修員は20歳代から30歳前後の青年達。
社会主義の良き時代の経験がないのだという。
彼らが知っているソ連邦崩壊は、経済状態が極度に悪化し、 崩壊すべくして崩壊したのだという。 ソ連邦が崩壊し たいへん迷惑したが いいこともあるという。
それは、それぞれの国が それぞれの国を想い語ることができるようになったことだという。 おそらく自分たちが 思っていたソ連邦とは、ロシアの国を指していたということを あらためて知る。
 日頃 国家という概念を感じずに生活している 自分にとって 国家ということを
考えさせられたカントリーレポート発表会だった。

日本の農業の現状も 報告したが、 その中で水田農業の担い手の平均年齢が65歳
だと言ったら 驚いていた。
 今日の報告会で 感じた範囲では それぞれの国で農業を税金などで全面的に
優遇しているようだ。

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2009年11月06日 22:13に投稿されたエントリーのページです。

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