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習わし

近所の おばあさんの葬儀が行われる。
97歳の生涯だった。
千葉県生まれで、看護大学校を卒業し日赤の看護婦として戦地で活躍した才媛だった。
 縁があって我が集落で暮すようになり、小さな雑貨屋をしていた。
一番の思い出は、夏になると かき氷の販売もしていたので、かき氷の思い出だ。
同じ契約会なので、葬儀の準備をしながら 小さい頃の かき氷の味を思いだす。
 今回は、契約会の 役回りで ロクシャク(墓所の掃除など 納骨をする役目)にあたった。
 なにぶん初めてなので、先輩に聞きながら無事に役目を終えた。
納骨にまでには、いそんな作法があるが その意味やいわれ等 ゆっくり聞く暇のなかったが
理屈ではなく ロクシャクの役割は 昔からの習わしでこういうものだ ということでそれに従い
無事に終えることが出来た。
 風習習わしは 理屈を言う前に こういうものだと 伝え聞いたことを素直に伝えていかないと 
続かないだろう。
 今の時代、理屈ばかり言って 結局は 面倒くさいと全てを止めてしまいがちだ。
そのいきつき先は、 生きることさえ 面倒くさく なる。 そんなへんな世の中になる。
 人は、生きている節目節目のに際し、人としての生き方を確認するために 先人の知恵として
習わし風習がを 育んだのではないか。 そんなことを話しながら、葬儀の準備をする。

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2013年01月12日 22:27に投稿されたエントリーのページです。

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