« NHKスペシャル | メイン | 11月も終わり »

困ったものだ

福島産米の放射能セシウム問題。
困ったものだ。
連日の報道に接するたびに、当事者の皆さんの思いを察するに、心が痛む。
他人事ではない。
そもそも、放射能物質に安全値は無い。という発想のもとに 放射能問題を扱っている事が 問題をこじらせている。
国が 明確な安全値の指針を示さない・示せないことが大きな問題だ。
常に自然相手の百姓をしていると、 放射能物質に安全値は無いといっている学者そのものの頭の構造を疑問に思う。 人間は、特別な生物ではなく自然の放射能もふくめて
あらゆる自然界の一部として存在しているに過ぎない。 その環境に順応できた生きものだけが生き残れるだけだ。  放射能物質に安全値は無いといって、不安だけを煽って何がおもしろいのだろう。 多少は 人さまよりも頭が良いと思っているのなら、生き残るための 放射能物質の安全値を早く示すべきだ。
今の状態では、言葉的には 少しでも放射能レベルが数値で示されればアウト。
不検出でセーフ?。
これでは、風評害は防げないし 拡大するばかり。
こんなことが 数年続くとすれば福島はおろか 宮城・岩手の農業は壊滅するだろう。
地球上に 放射能物質がゼロという食べ物は存在すのだろうか。
いったい、どこの食べ物を食べて 生きていくつもりか。

コメント (1)

隣町の百姓:

暫定基準越え放射性セシウム米は予見されていたことです 
宮城でも比較的高い地区がありますが 旧町村単位2か所ではあり得る話です 比較的高い地区は重点調査をすべきですが JAや行政は風評被害を恐れてしませんでした ちなみに自然栽培米を買っている団体は1ベクレルでも検出されたら取引中止と言われたそうです
阿武隈川の水がかなり高いレベルの放射性セシウムが流れていると新聞記事がでていましたが 用水をこの川にゆだねている我々は稲作りの責任者として 用水中セシウムの監視を続ける必要があるのではないでしょうか?
伊達市の生産者は被害者ですが セシウム米を売った加害者になってしまいました
明日は我が身です 今どきの大衆は右ならえが好きですので 福島と宮城南部の米は不買運動の餌食にされそうです

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2011年11月28日 22:02に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「NHKスペシャル」です。

次の投稿は「11月も終わり」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。