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生きる知恵

世の中 今日から仕事はじめ。
 我が家は、まだ 本格的な農作業はまだ。

一日中 真冬の寒さが続く。
これまで、書類等の整理が出来なかったので 今の時期にやりたい。
 この正月は、喪中なので まだ お正月さまを お迎えしていない。
14日に お祓いをしてもらい 年とりをする。
それまでは、来客が来ても 火を使ったお茶や料理等の接待は控える。
 親戚はもちろん 隣近所、知人宅の訪問も極力ひかえる。 訪問しても 火を使った暖かいお茶などは頂かない。 

どんないわれがあるか わからないが、喪中の人と 暮らしを交えないということからはじまったのだろうか。 特に お祝いの席や 新年のおめでたい時には 特に 忌み嫌う。 
単なる 迷信・風習といえば それまでだが、いまでもその風習は残っている。
 ものは、考えようで 今の時代そんなことを言ったら何もできないと 一笑にふすことは簡単だ。
  風習などを 捨てて いま風に生きようとしている人が 多くなってきている。
それはそれで いいだろう。
 しかし、俺は違う。

風習や迷信は、先人の生きる知恵だと考える。 知識ではなく知恵だ。

知恵と知識について あらためて辞典を調べてみる。

知恵とは、物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。相対世界に向かう働きの智と、悟りを導く精神作用の慧。

知識とは、 知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。 

 と、書いてあった。
 

今の世の中、知識をだけを貯め込んで さも頭が良さそうに思わせる輩が多いし、世間もそのような人間をもてはやす事が多い。  俺の心の中にも そう思っていたところがあった。しかし、一昨年の
東日本大震災や その後の東京電力福島原発事故による放射能汚染に対する さまざまな人々の
対応をみて 考えは 根本的に変わった。 

今の世の中、なんと 知識だけに基づいて生きている人間が多いことか。知恵にならない知識に振り回され右往左往している人間の多いことか。 
正しい知識に基づいた 知恵。
いま 最も必要としているのは 未来に向け 生き延びるための知恵だと。


迷信や風習には、今の時代にそぐわない事や間違ったことも多いことは確かだ。
しかし、自分なりに必要とする風習は、これまでの先人の知恵として受け止めたい。先人の知恵に、素直に学びこれから も生きていきたい。
 
そんなことを 想う新年だ。 

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2013年01月04日 22:10に投稿されたエントリーのページです。

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