だだわらす子のひとり言

　初めてコメントいたします。私は現在、米国で研究留学している者です。宮城県には、大学生の頃に農学部で学んでいたこともあって、大変馴染み深い場所であり、懐かしさも手伝って、あれこれとネットサーフィンをしている間に、このサイトへと辿り着き、時折、拝見させていただいている次第です。
　私の研究テーマは、今は農学とはまったく離れてしまい、米国の外交政策と情報戦略を歴史的に検討する作業に取り組んでいるため、農業生産や農業経営に関しては、まったくの門外漢ではありますが、こうして日本の農業に懸命な姿で臨んでいる方がいらっしゃることは本当に素晴らしいだと思います。あくまで個人的な印象としてですが、日本の農業は、知恵の出し方次第で絶対に勝つことが出来る産業だと思うので、色々と大変なことが多いかと推察されますが、ぜひ頑張ってください。
　なお、学問的な観点から言わせていただくと、日本の場合、国政もさることながら、学者の質が良くないため、現状改善になかなかつながらない不幸な状況が続いているように思います。企業家的発想への嫌悪感が強い人が多いため、機動力と柔軟性を併せ持った地域農業の方向性にも極めて消極的です。「スローライフ」も結構ですが、農業をきちんと自立した産業として位置づけ、そのための環境整備を図る努力と知恵を絞らなければ、「スローライフ」を楽しむことさえ出来なくなってしまうと思うのですが…（角田市がそうだと言っているわけではありません、念のため）。
　長文のコメントになってしまい、大変恐縮です。激励したいとの思いで綴っているうちに、長くなってしまったこととして、ご容赦いただけると幸いです。
　日本はそろそろ季節の変わり目でしょうか。寒暖の差が大きくなってきたと聞いております。どうぞ御身体をご自愛くださいますよう、今後ともご活躍されることを願っております。