朝 メールを開くと 珍しい人からの便り。
三年ぶりの便りだ。
3年前にシンガポール事務所へ家族とともに転勤。
私たちが続けてきた、アジアの農民と手をつなぐ会の活動に 今でも関心を
持っているという。 嬉しいことだ。
シンガポール事務所は、昨今の事業仕分け等の影響で昨年廃止されたという。
事情があって、奥さんと子供さんは、今でもシンガポールで生活しているという。
その奥さんから夜、電話もいただく。
シンガポールのエネルギッシュな人々の暮らしぶりと日本の教育現場の状況を思うとき、日本は、どんどん国力も弱くなり、幸せな生活が送れない人間がたくさん増えてしまうのでは・・・・・、と心配していた。
昨今の農政でも感じていることだが、特に国際支援活動など、国際社会における日本の国益に直結する事業に関しては、中長期的国家戦略ビジョンが求められる。
政権交代し これまでと違った事業展開を模索し始めたことは、一応評価しているが、中長期的国家戦略ビジョンが何なのか。それがいまいち伝わってこない。
農政そして国際支援事業においても、 国家的戦略プランに 基づく確実な行動が今一番求められているもだと感じた。
それは、国際機関で働く人だけではなく、田舎の田んぼで働く百姓も同じだろう。