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作業賃金引き下げる

市役所で 農作業賃金標準額設定協議会なる会議がある。
農業委員会の諮問を受け 農作業委託農家代表、委託農家代表、農業関係機関が委員となり農作業の賃金を決める会議だ。
 年に一回の会議だ。  10年にわたり受託農家代表として会議に参加している。
当初から 一貫して農作業賃金を下げるべし。というのが私の立場。
10年前は、受託農家の仲間から お前なに言ってんだと怒られた。
 農作業の受託作業は、一番 安定しておいしい仕事だ。
その仕事を 継続して続けるには、作業料金を下げることが一番の策。
作業料金を下げることが なんで受託農家を守ることになる?
そんなのは、少し考えればすぐわかること。
10年前にやっていれば、効果はあったが 今では遅すぎだ。
ここ数年 雰囲気が変わる。
それでも、作業料金は据え置き。
15年前から作業賃金は 全く変わらない。
昨日も そんな雰囲気。
 米価は 15年前 2万円以上していた。 それが 昨年秋 半分以下の8,700円。
 世の中の情勢に合わない、形式的会議をいつまで続けているのか。
という怒りがこみあげる。
行政、JAそれぞれが 現実を真正面から受け止めず 農家を集めて傷のナメアイを続けている。 そんな会議が 農業関係機関の会議で最近 特に目立つ。
 議論の末、 諮問案では全て 据え置きだったが、農作業賃金標準額設定協議会はじまって以来 初めて 耕うん作業等 一部の賃金の引き下げを決める。
少しは、まともな会議となった。
 最後に、協議会の名のもとに 「今回 受託農家から引き下げを提案したが、担い手農家の経営は 益々厳しさを増している。 受託農家の 更なる行政支援を求める」
という付帯議決をつけることを申しいれる。 

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2011年02月15日 22:11に投稿されたエントリーのページです。

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