今年一番の暑さと思えるほど、昼にかけての暑さは厳しかった。
夕方 牛を飼っている友人から電話。
牛飼い農家は、とんでもない事になっているという。
福島県の牛から 暫定基準値を超える放射能物質が検出され、その原因が稲わら に
付着した放射能が原因だった。それを受け、隣接する県も調査を開始。
その結果、宮城県北の稲ワラからも 基準値を超える放射能が検出されたという。
東京の市場から 宮城の牛は 持ってくるな!といわれたという。
昨日から今日にかけて パニック状態だという。
牛を出荷出来なくなれば 資金繰りが一気に悪化。
その対策がなによりも先決。
集荷規制する 行政当局等は、簡単に考えているようだが、それで生活している農家・農民の生活はどうなるのか。
宮城の農畜産物にも、放射能の実害と風評害の影響が身近に迫ってきた。
残念なことに、風評害を防ぐ手立ては 今のところない。
唯一あるとすれば、放射能の話題を極力しないこと。地域の名前が マスコミなどに
極力出ないこと。 話題にならないこと。 嵐が過ぎるまでじっと我慢して 待つこと。
放射能の測定値を公表することが、風評害を防ぐ手段だというが。現実は、違う。
放射能の関係で、最初に名前があがった 地域が一番風評害の実害を受ける。
これが、現実。
しかし、ここまで放射能の害が身近になれば、 正確な放射能の測定値を調べておかないとだめだ。 生産者としての、最低の責任だ。
その情報の出し方が、また大きな課題だといえるが・・・・・。