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食材の寺小屋へ

NPO法人に  良い食材を伝える会 という組織がある。
その活動の一環として 食材の寺小屋 という塾を実施している。
塾長は、 もとNHK解説委員をしていた 中村靖彦さんがしている。
東京農大・食育研究会と提携して運営している。
東京農大「食と農」の博物館のセミナールームで毎月 勉強会をしている。
その講師として呼ばれて 話をしてきた。
大震災の被災地の稲作農家として現状を報告し訴えて欲しいだということだ。
農大には、息子がお世話になっている。
久しぶりに農大に行ってきたが、農大はたいへん環境のいいところだと思った。
 福島原発放射能汚染の風評害の現状を 報告し訴えてくる。
風評害を克服する最大の対策は、消費者の皆さんが 進んで安全宣言が出た、福島・宮城をはじめとする東北の農産物を食べることだ。 という趣旨のことを訴える。
 講演の後、放射能汚染問題に対する 最新の研究をしているという研究者と会って
最新の放射能汚染研究の話とこれからの方向性を聞く機会があった。
 彼によると、今の放射能汚染研究は チェルノブエリ事故を基に汚染を想定して
話が進んでいるようだが、分かってきたことは 日本の土壌とチェルノブエリ
周辺土壌とは明らかちがう。 食物に取り込まれる放射能物質は、作物が取りこむ場合
 育った土壌が大きく関係している事が分かってきたという。
今秋の お米の放射能汚染が心配されたが 予想よりもはるかに 低い汚染程度だった。
 土に含まれている 粘土と腐食が大きく関係しているのだという。
それをもとに これからどう生きるかの 具体的行動を研究するという。
近いうちに 国のプロジェクトとして、チェルノブエリに行きその検証と今後の対策研究を進めるという。
彼は、京大と東大の二つの大学出学び 今は大学で研究をしているという。
日本の生き残りをかけて、若くて優秀な研究者が動き出しているのことを実感することができた。 
 日本は、必ず生き残れるという希望を持つことができた。  

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2011年10月18日 23:06に投稿されたエントリーのページです。

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