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お人よしの農政

午前中 市役所で平成24年度農作業賃金標準額設定協議会の会合がある。
農作業受託者と委託者双方の代表が集まり、農作業賃金を決める会合だ。
ここ10年来 委託者の代表の一人として会議のメンバーとなっている。
いつも思うのだが、 コメが国家管理していた時代を前提としたが意義が毎年繰り返される。
米価が国で責任を持ってきめていた 食管法時代だったなごりだだろう。
平成7年に食管法がなくなり、新食糧法が施行されてから16年が過ぎようとしている。
米価は、市場原理で決まるようになった。
しかし、米に関する行政機関や、JA等の関係機関の意識は、 食管法時代そのままだ。
市場原理に対応する生産体制は、全体主義のままだ。
これでは、時代に即応した自立した農業経営者が育つわけはない。
 農家の意識を変える前、国の役人・政治家の意識を変えないとどうにもならない。
日本の農政は、どこまでも馬鹿げた行為に税金を費やす行為を続けるのだろうか。
こんな お人よしの農政に いつまでも税金が投入される時代は 時代が許さないだろう。

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2012年02月17日 23:37に投稿されたエントリーのページです。

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