夕方5時。
角田市役所で 放射能対策の一環として実施される、カリ肥料散布に対する会議が開かれる。
昨年の東京電力福島原発事故による 放射能汚染害は、とんでもないことろに影響が出てきている。 放射能の問題は、過去における放射能に対する複雑な多種多様な思いや問題も絡み、一筋縄
では、片付けられない問題となっている。
それぞれの立場で 放射能の問題を論ずるのは大いに結構だ。 しかし、現実は放射能に対する
過去の見解の相違や、怨念とも思える意見の対立の弊害は、 全て末端の一番弱い 生産者や行政やJA等の大きな組織を信じ 日々全うに生きている人々の暮らしに 影響が出始めてきている。
いま、問われているのは、政府をはじめとする行政関係者と JA等の大きな組織に従事している
人達の良識ある見解と行動だろう。
それが、大きく揺らぎだしている。
大局を見据えた具体的行動や見解を出せないまま、自らの責任の範囲(自己保身)
だけで 物事を判断し結果として、一般市民にそれを もっともらしく強要している。
という大きな罪を犯しているということに気付かないまま 仕事をしているということだ。
放射能の除染問題で、貴重な税金が 闇雲に 無駄に使われだした。