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田んぼ通信

月一回発送している 埼玉県の福祉グループへコメの発送。
仲間4人でお米を届けるようになって18年目を迎える。
発送の度に A4レポート用紙一枚に 田んぼ通信を書き お米と一緒にお届けしてきた。
今回で210号。
昨年の大震災以降  特に東京電力福島原発事故による放射能汚染による 風評害についての
想いは募るばかり。
最近のガレキの処理等に対する低レベルの放射能に関する、日本人のあまりの理不尽さに、あきれるばかり。  東京電力福島原発、そのほとんどの電力を東京 ・首都圏の人が使っていた。 原発事故によって発生した 放射能汚染。 とんでもないゴミを 東北各地にまき散らしておきながら 都市生活者は、そのゴミはいらないという。大地震や大津波の被災者が、いま どんな想いで暮しているか。 

いろんな見解があるだろうが、原発は高等教育を受けた日本人が作りあげたもの。
いわば時代の象徴ではないのか。今の時代を共有する気概があれば、国が新たに定めた、世界一厳しい一般食品の安全値・放射能セシウム100ベクレル以下であれば 自信を持って食べて欲しい。
高等教育を受けた者ほど、率先して食べるべきだ。 国が安全だという基準値100ベクレル。多くの議論を経て定めた安全基準。  安全にそれ以上もそれ以下もない。
いま生産現場では、それに対応すべく とんでもない苦労と大きな財政的負担を求められている。

大学で何を勉強してきたのか。 最近の学問は、極めて分断された狭い世界で 重箱の隅をつつくような知識をヒケラカシ 得意になっているだけではないか。

物事は、全ての現象が複雑に絡み合ってトータルとして形成されている。 大きな視点で将来を見据えて行動するという事が出来ない馬鹿な 高等教育者なる者を多く見かける。
 低レベルの放射能に対し何を怯えているのか。 高等教育が未来を拓くものと信じ、高学歴者を称賛し 国民全体で学歴社会を標榜してきた結果として 放射能セシウム生まれたものだろう。
いわば、いまの時代の産物として低レベルの放射性セシウムを受け入れ そのうえで将来を考えるべきではないか。
 今もって 理解不可能なのは、高学歴者が低レベルの放射性セシウムについて騒げば騒ぐほど、
放射能セシウム除染対策に便乗し 多額の無駄税金が闇に消えていくという現実。
世の中、それが現実。 低レベルの放射能で 頭まで低レベルになってしまった日本人が多いこと多いこと。
これから我が地域で実施されようとしている 塩化カリ10アール当たり30キロ無差別散布。基本である土壌調査を無視し強硬に実施しようとする道理がわからない。 どう考えても肥料会社とJA全農の儲けにしかならない。 世の中 全てはバランスが大切。
カリ肥料だけ とんでもない過剰投入すれば、栄養バランスが崩れ、コメの品質低下と食味悪化はあきらか。
 何処までも 百姓を食い物にしようとする道理が分からない。
それに 高等教育を受けたはずの 行政担当者も放射能で頭が馬鹿になりJAの愚かな行動に加担し理屈の通らない事を 百姓に押しつけようとする。

ヘンテクリンな社会現象が起きている。
他の除染作業も生産現場から見ていると 同じような商社が絡んだ税金の無駄使いとしか 思えない珍現状が溢れている。

 そんなことを 今回の田んぼ通信210号に書こうと思ったが、止めた。 

放射能問題は、あまりにも学者さん達の 怨念ともいえる権力闘争と巨大組織や商社を巻き込んだ どす黒い お金儲けの世界が広がっている。 
田舎の馬鹿な百姓が立ち入る世界ではないということぐらいは理解できるからだ。

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2012年03月15日 22:38に投稿されたエントリーのページです。

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