朝から秋晴れ。
午後から、雲が出てきたものの、午前中は、日が差すところは、汗ばむくらいに暑かった。
村の健康まつり。 昔の 運動会だ。 今年で32回目の北郷地区健康祭りの日だ。
一昨年は、雨で中止。 昨年は、東日本大震災の影響のため中止。
久しぶりの 運動会だ。
我々の年代は、健康まつり というよりも運動会という言葉がピンとくる。
今から三十数年前、百姓を始めたころ。 4Hクラブや青年団活動が活発な時代だった。
仲間と共に 村の運動会を復活しようと企画し始めたのが第一回だった。
あれから三十数年経つ。歳も60歳前後となった。
最初の企画に共に汗をかいた仲間は、互いに村の要職や各種団体のリーダーとして活躍している。
感慨深いものがある。
同じ村に暮らしていても、殆ど顔を合わす機会がない。 久しぶりに会った多くの先輩たちや仲間。
村の運動会等の行事には、必ず顔を出した先輩たちの顔が少なくなった。
競技内容も さま変わりだ。 運動会と言えば徒競争だが、プログラムには全くなくなった。
全て団体競技。これも時代の流れだろう。 運動会の華は、最後の部落対抗の年代別リレーだった。
それが なくなった。 我が北郷村は、世帯数が約900戸。九つの行政区にわかれている。 第三セクターの阿武隈急行の岡駅前がある行政区だけは 駅前の宅地開発で戸数が増加 300戸を超える世帯数で30数年前より人口が増加しているが、他の集落(部落)は減ってきた。
子供の数少なくなって、小学生や中学生がいなくなった部落が出てきたというのだ。
確かに、子供の数が少なくなったが、気がかりなのは、結婚を境に街に所帯を持つ若者が多くなってきたことだ。 親と同居しない若者が多くなってきた。 時代の流れだろうが、これでは子供の数が
増えるわけがない。 隣部落では、数年後には小学生がいなくなるという。
子供会活動も出来なくなったという。 二つの部落で 合同で子供会活動をして部落も出てきたというのだ。 宅地開発等で人口が増える可能性があるところは別だが、殆どの部落は子供の数が少ない。 正しく少子高齢化時代が身近に感じる。
部落対抗リレーなどで闘争心むき出しの 昔の運動会が懐かしい。 運動会どころか、部落そのものの維持も難しい時代は直ぐそこに来た。
そんな中で、我が部落は70戸あまりの 小さな集落だが、見事 準優勝。
我が集落は、若者が結構残っている。 今回の運動会も若者組の人達が頑張ってくれた。
田んぼ仕事にも、関心を持っている若い人が多い。
この雰囲気を大切にしたいものだ。
それにしても、秋晴れの良い天気の一日だった。