塩水選作業をはじめる。
三年前の今日、 東日本大震災が発生。
三年前も家族で、塩水選作業をしていた。
午後2時46分。 激しい揺れが 長い時間つづく。
地震発生の時刻に合わせて、市役所のサイレンが鳴る。
塩水選の作業の手を休め 家族そろって黙祷をする。
数分の大きな揺れ。それに伴う大津波、そして東京電力福島原発事故に伴う放射能汚染。
たった数分で 何十万人 いや何百万人の人々の人生が 大きくくるった。
三年の月日がたった今、その現実が それぞれの立場で 様々な格差としてのしかかってくる。
黙祷をしながら 多くの亡くなった皆さんの 無念さを思うと涙がこぼれる。
自分の人生観も 大震災を機に 大きく変わった。
毎日を 前を向いて与えられた仕事を懸命に生きていく。
今年も 本格的な米づくりが始まった。
田んぼを守り、喜んで食べてもらえる米を作る。
それが 我が家に与えられた仕事だ。