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2003年11月30日

あったかですね。

今日は、湿度の高い一日でした。
明日から、12月とうのに台風の影響でしょうか。
今の時期にしては、暖かすぎます。
夕べは、消防団で泊まり。

団員の一人が、都合により退団することになり その補充団員
について話題になりました。

団員の殆どは、農家の長男の人たちです。
しかし、近年 農家の長男でも家に残る人が少なく、結婚を機に 別所帯を持つ人も少なくありません。しかも勤めの関係でどうしても 消防団に入団する人が少なくなってきました。

しかし、地域に災害が発生すると 召集命令ひとつで行動するのが消防団です。
地域の維持発展には、なくてはならない組織です。
早く、新しい団員の補充が出来るといいのですが。

今日は、近所の結婚披露宴。
夕べの酒と、今日のお祝いの酒。
頭が ぼーとしています。

2003年11月29日

一日 雨でしたね。

今日は、朝から雨。
夜まで雨降りです。
田んぼは、結構 雨がたまりました。
雨の日は、ゆっくりしたいのですが コメの整理がまだありますので作業場で 一日仕事でした。

これからは、忘年会シーズン。
今晩は、消防団の忘年会とうことでこれから、お出かけ。
泊りがけです。

2003年11月28日

風邪にご注意。

今日は、一日くもり。午後から 小雨がポツリ。
このところ、天気が続きませんね。
しかも、風邪が流行っています。
体がなんとなくダルク 風邪気味かなと思いながら 仕事してます。
皆さんも、風邪に注意してください。

今年も、残すところ 一ヶ月余り。
今月は、あっという間に過ぎてしまった感じです。
来年の、おコメの育苗用の床土を作業場に運ぶと 安心なんですが・・・。 天気の回復を見て、早速とりかかろうと思っています。

2003年11月26日

大丈夫 JA?

昨日の天気から一転して あさから快晴。
蔵王の山々も、綺麗に見えました。
今の時期の蔵王としては、雪の量が極端に少ないですね。
このところの暖かさと、雨で麦畑の大麦だけは 元気一杯です。

今夜は、角田市水田農業ビジョンの検討委員会がありました。
基本的な骨格が見えてきました。
JAから出たと思われる曖昧な「集落経営体」なる言葉は、角田市のビジョン案から、見事に消えました。

あくまでも、個別にしろ集団にしろ「経営」を前提とした農家を育成し、それらの経営体をもって地域農政を創造していくということにビジョン案はまとまりました。

それにしても、JAの あまりのお粗末さには こちらがかえって心配になるほどです。

2003年11月25日

「経営」ということ

今日は、一日雨。
田んぼは、一面水浸しになりました。
この時期としては、大雨です。

雨の日ぐらいは、のんびりと、一日過ごしたかったのですが、なかなかそうはいきません。
「角田市アグリパソコン研究会」
と言う組織を立ち上げ、その世話役をやっている関係で「農業経営」という言葉について、あらためて考えさせられた一日でした。 

角田市では、毎週、農業公社でパソコンによる簿記記帳の講習会をやっています。 公社のスタッフはもちろんの事、普及センターの職員をはじめ指導体制はかなり充実しています。

しからば、当事者の農業者の「経営」に対する意識はどうかというと、まだまだのかんがあります。

農業近代化と共に農業者の「経営感覚」の必要性は 農業関係機関で唱えてきたものの、当事者の農家にとって「経営」という感覚は殆ど浸透してこなかったいえます。

これは、戦後のコメ政策に 起因するものと思っています。 戦時立法の「食管制度」がつい最近のH7年まで存在してきたことが大きく影響していると思われます。
 
食管制度は、言うまでもなく、農家にとって主体的に農業経営を営む事を法律で規制していたのです。
国家管理ですので、日本の稲作経営の経営主は 「国」だったのです。
「経営」等という言葉は、農学者にとっては商売道具として存在したものの 農家にとっては、必要どころか 日本の稲作にとって「経営」を農家がやる事は、法律違反だったのです。
つい最近まで「経営」をして 捕まった人もいました。

いうなれば、農業者のみならず農業関係機関にとって「農業を経営する」と言う事は必要なかったといえます。

行政機関は、農家に「経営」という言葉の必要性を唱えながら、その一方で 農家に「経営」をさせない・やらせないという大きな矛盾を抱えながら 戦後の日本の農政を展開してきたと言えます。
 また、農業・農村の大切さを訴える手法として、「農村社会の相互扶助を美化する」言葉は、農村社会学者や 自称農村民族研究家なる人々によってよく使われます。
しかし、これは本来の民主主義的手法によって住民自治が創りあげられたものかというと決してそうではないと思えるのです。

浅野知事がよく言っている「オマカセ民主主義」は、農村社会では、行政が仕事として組織的に創り上げてきたといえます。

それが、若い農業担い手にとっては、「農村社会生活」そもものが息苦しく感じて いつしか離れてしまう。という姿を創り上げてきたといえます。

そこのところの、総括は全然 なされていません。

タテマエとしての農政論がまかり通ってきた根源に目を向けようとせず再び同じ「罪」を繰り返そうとしていると思えてなりません。

今、農水省は来年度からのコメ改革に向けて「コメ改革ビジョン」作成を全国の市町村に対して呼びかけています。
しかしながら、ソフトランディングという手法を使っているため 基本的農政推進システムの大転換を目指しているにもかかわらず、その意図が生産現場に上手く伝わっていないのです。

そんな事は、百姓自身が肌身で感じ取ってきたのでしょう。
「必要ない」ものを やらない。 アタリマエノコトです。
JAはじめ、農業関係機関も、「本気で」 コメビジョンを考えようとしない。従来の 社会主義を前提とした農業経済学者の書いた 作文を鵜呑みにして会議で棒読みするだけ。
「何とかなるだろう・・・・」
これまでは、それで良かった・・・・のです。

問題は、これからも それで良いのか という事です。

結論からいえば、「経営感覚」なくして百姓は 勤まらない。

時代は、急激に変わろうとしています。
今こそ、簿記記帳を基にした農業経営感覚を身に付けた農業者
の育成が急務だといえます。

これまでの日本の指導機関は、立派な作物を作り上げるたの技術指導に力を注いできたといえますが、これからは、経営を成立させるための技術指導、つまり経営と技術を一体化した新しい指導体制が求められる時代といえます。

来年度から 普及センターをはじめとする 農政推進システム
が大きく変わるようですが、行政の責任は今まで以上に重くなると考えます。

戦後50数年間、日本の農民に「経営」をさせなかった。
ここに来て、「経営」をやれといっているのです。

方向転換をするのですから、これから農業経営をやろうという担い手には、方向性が定まるまでシッカリと指導体制を充実する事は 政治の役割であり責任だ・・・・。

そんなことを、普及センターの経営担当職員と議論したいちにちでした。

2003年11月23日

署名・捺印

今日は、 土地改良区の定款・事業計画変更に伴う組合員の皆様の承認をいただくための 署名・捺印をいただくために、朝から晩まで集落内のお宅を訪問しました。
内容を説明して署名・捺印をいただく事は、大変な事だと改めて痛感しました。
集落内の皆さんは、いずれも快く捺印していただきました。
久しぶりに一軒一軒あがりこみ、せっかくの機会ですので世間話をしてきました。

話は、当然 今年の冷害の話が中心です。
また、来年度からのコメ改革ビジョンに対する不安。
今月になって、農協から預貯金不足で引き落とし不能による残高補充の電話をもらった。こんなの初めてだ。・・・・など。

今年の冷害は、これから年末にかけて各稲作農家に大きく影をおとすでしょう。

来年の営農資金の目途が立つのか。不況による収入の大幅減。
久しぶりに集落の皆さんとゆっくり話しをする機会を得て、多くのことを考えさせられた1日でした。

来年度からの、担いて中心の農政に転換する事に対する 不満を何度か直接聞かされました。

それでは、これまでのようにJAの無責任ともいえる、「説明も満足に出来ない集落営農」で果たして 後継者・担い手が育つのか。
少なくても、現状の田んぼの状態を維持できるのなら 何も文句はいわない。

しかし、署名・捺印をしたのは、その殆どが60歳以上80歳を越える先輩の皆様。
しかも、例え担い手と呼ばれても これからの自由化攻勢に耐えられを保障はゼロ。

改めて確信しました。

それでも、担い手に集中した農政を今ここでしなかったら、日本の稲作は全滅するだろう・・・と。

いまだかつて、担い手育成の掛け声ばかりで、本気で担い手に対する直接施策は してこなかったのだから・・。

2003年11月22日

いい出会い。

夕べ八戸市から帰り、今日一日 コンバインの掃除をしながら
八戸でのセミナーを振り返っていました。
2日目の分科会のコーディネーターの熊本県人吉市からきた
元気印のおかあさん。本田節さん。地域づくりにかける情熱。
さすがに圧倒されました。
また、事例報告をしてくれた、大阪・とよなか国際交流協会の
具圭三(く きゅさむ)さん。
事務局長は、役人の天下りではなく、民間から。スタッフは、外国人枠を一人設けている。
これまで、外国人は与えられる・求めると言う 受身の姿勢を強要されてきた。
国際交流活動を有効に推進するためには、外側から外国人を見るのではなく 活動の内側に外国人を入れる。
外国人と共に創るという姿勢が大切。
外国人の居場所作りが大切。
活動は、人数が大切ではなく一人でも大切にする活動が大切。
ユニバーサルデザイン。
国際交流は、人権を大切にする活動である。
・・・・・。
たくさんの事を考えさせられた・いい出会いの二日間でした。

2003年11月18日

集落経営体という無責任。

今日も、会議。農業振興公社の戦略会議でした。
戦略会議も 4年目にして具体的な議論が出来るようになりました。今日の、主な議題は自立した農業経営者育成のための支援策について。

認定農業者に特化した具体的な支援策を、打ち出すことを提案することになりました。

担い手論は、これまで主語のない 「集落・・・・」等と言う言葉を使いながら、無駄な時間と多くの労力しかも、 ドブに捨てるような大いなる無駄の支出をしてきました。
その中心になってきたのがJAですが、現在進行中の角田市のコメ改革ビジョン会議でも、JA担当者が「集落・・・・」の言葉をつかうものの、シドロモドロの説明しか出来ない現実。
自分でも、「理解してない、出来ない」言葉を使ってこれから事業を推進するというのですからね。
それで、「集落モデル」を作ってこれからのコメ改革をする・・・。
とんでもない、無責任な仕事をまたまた 繰り返そうとしています。それを、普及センター等を通して、県農政も後押しするというスタンス、これまたとんでもない無責任 農政・税金の無駄ズカイ。

夕べの会議では、これからの角田市の農政は、経営を志す認定農業者という明確な 経営体に対して集中して支援していくことを提案することになりました。

しかも、事務当局のご努力により 具体的な支援策3点を提案することに決定しました。
農業公社の職員の皆さんの見識の高さに 感謝いたします。

2003年11月16日

あったかでしたね。

心配された雨も、少なく暖かな 一日でしたね。
午前中、集落の小学校子供会の廃品回収。
子供会活動の一環として毎年 行なわれています。

皆と力を合わせて一つのことを成し遂げる。
毎年のこと、恒例行事の中から自然に学ぶことの大切さを、改めて実感させられました。

それにしても、風がありましたが暖かな一日でした。
この陽気で、麦の生育は順調です。
10月末に蒔いた麦畑は、遠くからでも緑が日一日と濃くなってきました。

2003年11月15日

カラッポの日

今日は、一日 雑用。
頭がボーーーとしています。
夕方、麦畑から見た夕日を しばし眺めてしまいました。

2003年11月12日

あと 一ヶ月半。

今日は、久しぶりに晴れましたね。
時間の経つのは、早いこと早いこと。
今月も、月半ば。
今年も、あと一ヶ月半を残すだけです。

冷害の、痛手はこれから12月31日までの間に、実感させられるでしょう。

身近で一生懸命 農に取り組んでいた後輩がポツリ、「生産調整でガンジガラメの中で、全てが中途半端になってしまった。 いっそのこと百姓をやめたい!」

何とか、この事態を しのいで 来年の天気に期待して コメ作りを続けたいと思うのですが・・・。
多分、懸命に農業に取り組んだ仲間から、リタイヤする人がでてくるでしょう。
大変 残念な事ですが・・・。
自分の経営は、自分で守る以外にないでよう。
 最悪の事態を想定して心して、農作業の準備に取りかかることが必要だと思っているんですがね。

各地で来年度からの水田ビジョンの検討が始まっていますが、
主語がある腹のっすわった 担い手対策には程遠いのが現実でしょう。

やはり、「宮城の田んぼは、県庁職員・しかも特別手当をいただく農業指導員をやりながら 、有り余る有給休暇を十分活用し 自ら環境保全型農業を目指し耕し守りましょう!!
これこそ、超安定稲作経営のモデルです。
農家のみなさま、これぞ 本当の日本農業のあるべき姿です。農業指導員の私達を 見習ってください!!!。」

このスローガンを 全面に掲げたほうが 正直、皆さんこころから安心し、今の日本農業の現実を一番理解していただけるでしょう。

堂々と 宣言してくださいよ。
私も、大賛成で~~~~~~す。

それにしても、専業農家の数以上にその周辺の農業関係機関で働く人の数が 多いこと多い事。
過日の角田市水田ビジョン検討委員会でも話題になりましたが・・・。
専業農家だけでは、支えきれませんから 勝手にやってくださいナンテ、無責任なことは申しません。
少なくとも、税金で働いている人は 農業経営上、専業農家から必要ないといわれるところから、廃止してもらわないといけませんね。
専業農家の減少割合からすると、それに付属する農業関係機関の職員の多いこと多いこと。

近頃、すごく納得納得の日々です。
バカバカしくて、やってられませんね。

2003年11月09日

ありがとうございました。

朝から雨。
せっかくの農協祭。心配しましたが 雨も上がり無事に過ごす事が出来ました。
昨日・今日とタイ・イサーンコーナーで会場の様子等を見てましたが、タイイサーン地方の縫製品も着実に生活の中に浸透していることを実感しました。
皆さん、ありがとうございました。