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輸入に頼るのは なぜ?

関西のお百姓君 そして高知のorionさん おばんです。
高知のorionさんには 12日にコメントいただきながら返信が遅れて
ごめんなさい。

>>>高知では、台風の影響で降ったりやんだりのお天気。晴天がないです。
社会の勉強で、小麦、大豆のほとんどが輸入でまかなわれているという勉強をしました。
地元でも、大豆や小麦は見たことがありません。


高知も天気が 悪いようですね。
社会科の授業で、大豆や小麦の授業をした様ですね。

>>>実際のところ、小麦や大豆が作られにくい(輸入に頼る)理由は何なんでしょうか?

指導要綱なるものに その答えはないんですか。小学校ではその辺の理解は、いらないのでしょうね。

以下これは、たんなる田舎百姓の 浅はかな知識で考える事ですから答えにはならないでしょうが。

麦や大豆の殆どが、輸入に頼るのはなぜか。

いろんな答えが考えられます。
日本では、コスト高になり 安い外国産を利用した方が良い から?
また、 特に麦のに関しては、収穫時が梅雨に重なる為に 良質の麦の生産が困難だ。
戦後のアメリカとのMSA小麦協定なる国家戦略のもとに輸入されてきた、
したがってMSA体制下農政の成果だ。などいろんな答えが考えられます。

しかし、百姓の立場から独断と偏見で 言わせてもらえれば。

日本政府(国民)が、日本の大豆や麦を食べたいと 本気で思っていない このことが最大原因。
需要のないところに生産が成り立たない!!!

それを受けて 戦後の農政が あまりにもコメ偏重で 畑作物を軽視してきた。
戦後の一時期 農業試験研究機関でも 麦や大豆に関して本気で 品種改良や栽培技術の開発に
取り組んだ時代もあったという事を読んだことがあります。
素晴らしい成果もあがりつつあったとか。
それが証拠に、今日の世界的に有名な麦の品種の親は、日本で開発した麦の品種だとか。
また、大豆に関しても 過去に我が宮城県農試が凄い栽培技術を開発・実践し反収日本記録(1トン?)を確立した
事など。以前 読んだ農学書に 当時の研究者が あのまま試験研究を続けていたら、今日 世界にも
負けない日本型畑作経営を実践できたはず・・・。 という事を書いてあったのを 薄ら覚えています。

今、大豆や麦は コメの生産調整作物として 細々と作付けされているのが現状です。
本気で国産大豆、麦を欲するなら 生産者価格が余りにも惨め。

まあ・・・・・ 日本農政は 脳性マヒ状態で 大変 難しいですよね。

関西の お百姓さん。
関西は 大雨のようですが大丈夫ですか。
おおせの通り 水防訓練が必要ない事を 祈ってます。

コメント

お体の具合、いかがですか?
まだこちらでも梅雨が明けず、なんだか降ったりやんだりでぱっとしません。
輸入に頼るのはなぜか、という問いにお答えいただきありがとうございました。
本来なら、日本の伝統の食材であるものは日本で作った大豆や麦で作るのが一番安全でおいしいのだと思います。しかし食べる側(私たち)は、野菜や果物は産地を気にするのに、目に見えて材料がわかりにくいものの産地は気にしない傾向があります。もちろんうどんやパスタや醤油、パンもろもろにも大豆がどこで作られたか、小麦がどこで作られたかあまり掲載されていませんよね。(時々は見かけますが)
これがおそらく言われるところの「国民が本当に国産のものを食べたがっていない」ということにつながるのかなと思いました。
時々見る「国産大豆使用」という文字にもっと敏感になってみようと思います。

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