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20年振りの 大雨。

 外は、20年振りの大雨の予報が出るくらいの大雨。
消防団には、自宅待機命令がでる。
秋の嵐!!

今夜 NHKの東北スペシャルで 東北の農と食の未来を論じる番組がある。
久しぶりにゆっくりとテレビを眺めた。

番組は、集落農業に関する是非が中心になった。
旧知の ・・・・研究家も 小農応援団として顔を出していた。
相変わらず ピンボケのもっともらしい話をしていたが、 驚いた事に集落農業に 大反対という論調で話していた。

番組を観て NHK東北が何を意図として番組を作ったのが最後までわからない。
 大規模農業 反対で小農擁護なのか、 ゲストの構成をみると どうみても
小農擁護論で番組を進める 腹づもりがみえみえ。 ・・・・なハズが、こっけいな事に
・・・・研究家をはじめ 政府が進める 集落営農にこぞって 反対という論調。

これには、さすがにビックリ!!。
あんた、何 勉強してんのと・・・。 あいた口がふさがらない。
東北農政局長を除く殆どの出演者の立場から言えば、集落農業大賛成の論調でいかないと、・・・研究家をはじめとする 御主張と生産現場のツジツマがあわなくなるはず。
セイサンゲンバの現状を 一番良くわかっている振りしているだけで、実は 農水省のほうが 冷静客観的に 現状分析しているのでは・・・。
 
戦後農政 特に高度経済成長期以降の 「農業近代化農政」が今日の日本農政の衰退を招いた。と言うのが 今日まで日本農政を牛耳ってきた、社会主義思想を寄り所とする農業経済学学会諸氏学者先生方の論調。 しかし、農業始めて30数年。現場にいて思うこと。 それは、農業近代化農政は、掛け声ばかりで 実際に近代化農政はつい最近まで生産現場でなされた事は 殆どなかった。 
ことコメを中心とした土地利用型農業においては、全くと言ってほど 実施された事はなかった。
実際になされた事は、近代化農政とは逆の 社会主義思想に基づく閉鎖的な農政。
 それを、裏付けるかのように、番組の中で ・・・・研究家さんも言っていた。 
突然、 「今回の農業政策が降って湧いてきた・・・・と」
 これには、またまたビックリ。 農業近代化農政に基づく農政は、少なくとも昭和36年の農業基本法施行以来 農政の中で一貫して言われてきた事。 今回の政策が 突然降って湧いてきた政策というのは、農政の現場をしらなすぎる。 
問題なのは、 カタクナニ 時代の流れを無視し(受け入れず) 旧態以前の農業論に基づく農政を セイサン現場に強要してきた農政運営システム。 つい最近まで日本農業・農政を牛耳ってきた JA及びそれを 擁護する農業経済学者の皆様の 「閉鎖性」。 

「時代」をセイサンゲンバに伝えようとしない、その閉鎖性に基づく農政運営システム、その体質が諸悪の根源。 真の農業近代化を拒む、偽証 農業応援団及び農政にまとわい付く 旧態以前の農業経済学者を要する 農業関係団体の存在こそが 日本農業を これまでにも衰退させた 最大の原因。

農業に生活を賭けていない無責任な評論化諸氏並びに 旧態以前の考え方から抜け出せない、これまた無責任な農業経済学者の皆様の半端な日本農業擁護論が またまた はびこるようでは ホントに日本の農業は真っ暗。

そもそも、この集落農業なる農業政策、 経営体を中心にした農業生産構造改革へ 一刻も早く政策転換を主張する農水省に対し、兼業・小農家の拠り所である農協組織が最後の生き残りをかけ 嫌がる農水省に様々な手段を講じ圧力攻勢をかけ 勝ち取った小農・兼業農家の最後の延命策。
それが、集落農業でしょうが・・。
それを、自称 小農応援団 ・・・研究家までが 否定してしまって 何処に収めようとしているんでしょうかね。 

 東北農政局長が (出来そうもないと心でも思っているに違いない)
集落農業の必要性を 盛んに口にする。
 なんとも、こっけいな番組になりました。
さすがに、集落営農論者の・・・・大学先生。たまらず最後に一言。分けのわかんないもっともらしい話で終わりましたが。
先生は、何の為にテレビに出たんですか。 
最後まで一言も 集落農業の必要性を おしゃべりにならなった。
集落農業が否定されて番組が終わって良かったんですか。

相変わらず 農業を語る時 感情論が先行する論調になる。
こんな事で・・・・
集落農業の是非を論ずるまでもなく、集落農業を最も必要とする セイサンゲンバの小規模農家・兼業農家の人達がその政策をぶっ飛ばすことになるでしょう。
もしかしたら、もっとも健全な選択をする日本の農家は エライ。

こんな事では、もう少し無責任な農政が続く。
とんでもない事だ。 

いよいよ 農業から若者が益々 遠ざかっていく。
それでも、それでも時代は 確実に動いていく。
その時代に どう生き様を刻むか。
身近な所から 具体的に行動を起すだけ。


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