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宮城の農政大丈夫?

今日は 忙しいい一日だった。
明日 麦の検査日ということでJAの検査場に運搬。
午後から 仙台で宮城県認定農業者協議会総会。
夜 地元で 農業公社で 経営実践塾の会議。

 宮城県認定農業者協議会は 副会長をやっている関係で 閉会の挨拶。
閉会の挨拶では 余計な事を言わないようにと思いつつ つい 少しだけ時間をいただいて あくまでも
個人的見解と断った上で 宮城県の農政当局に対し 意見を言わせてもらう。

 今年度より(19年度)から 日本の農政は大きく転換し動き出した。
これまで いろんな議論が行われてきたが その方向性は出た。
 仮に如何なる政権に移動しようが 今回示された 担い手(認定農業者)を中心とする、農業を担う若き農業者が希望を持って 農業に取り組む その環境整備を急がないと とんでもないことになる。
その 具体的手法は今回 政府がしめした 新しい農業政策の中に盛り込まれている。 
今 このことは現場にとって一番 必要であり マトモナ農政担当機関はその重要性は認識済みのはずだ。 
認定農業者を担い手の 中核に据え その育成に力を注ぐ。 これは ごく 当たり前であり 今やらないと 日本の農業生産は一気に崩壊する。  
 その、認定農業者の宮城県協議会の総会が 今日の会合だ。

 当然 宮城県の農政当局も それは認識済みのはず。
その当然の認識が県農政担当者にあれば 本日の総会に 農林水産部長ぐらいは顔を出すのが当然。
最低でも本庁の農政担当課長ぐらいは顔を出すのは 当たり前であろう。
それが 県議会開催中との理由で 担当の係りの職員も顔を出さずに 代理の職員が来る有様。
県庁から歩いてきても10分もかからない会場。
この有様は 何たる事か・・・・・・・。 
代理の職員には 挨拶のなかで 宮城の農政当局は何を考えているか!!という話が総会の席上で話題になったとうことだけはせめて 担当課長にはしっかり伝えて欲しい・・・・・。 
ということを 県内各地から出席した皆さんを前に大きな声で言わせていただいた。

 宮城県は 数年前 新しい時代に対応すべく 旧農政部を廃止し 産業経済部にしたが、 この四月から何を思ったか 農政部を 復活した。
  今更 時代の流れに逆行するような 馬鹿げた政策をするものだと 思ったが 余りにも馬鹿馬鹿しく 文句を云うのも時間の無駄と思い 何も 意見を言わなかった。 しかし、今日は 懸念していた事を目の当たりにし あえて私観と断った上で 閉会の挨拶のなかで 言わせてもらう。

 宮城県が農政部を 復活したということで 農業関係機関で働く職員の一部や執行部は 喜んだようだが 今日の有様をみて 心配していた事が現実のものになってきたということを実感した。

 今回の宮城県がとった 農政部復活という愚策は、 農政担当職員や組織依存型人間にとって都合の良い機構改革。 

一番大切な 時代の流れを先取りして 生産現場で汗をかく百姓の声をないがしろにする。
旧体制をヨイショすることで 自己満足の世界に浸り 体制依存型体質を組織的に擁護する。
 
宮城の 新しい農業のビジョンを示さないまま 旧体制の 農政部を復活させる。
こんな事で、 宮城の農業は 時代についていけるのだろうか?
そんな、懸念を日頃いだいていた。
 
そんな そんな心配を目の当たりにした 今日の宮城県認定農業者総会であった。 
一事が万事。

 宮城の農業は 本当に大丈夫なのだろうか?

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