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中国から黄砂

今日は、3月3日。ひな祭りです。
我が家にも、まなむすめが ひとり。
夕食を囲んで ささやかなお祝いをする。

 日中 中国大陸から黄砂が飛んでくる。
遠くがモヤがかかった感じになる。
日本各地が黄砂現象がおきたらしい。 昨晩 放送されたNHKの中国内陸部の赤茶けた
荒涼たる大地が思い出される。
 それだけでも 中国大陸が如何に大きいかが想像つく。

昼に、知り合いに行ったところ、中国で漬物関係の会社を経営している人から電話がある。
それによると、中国の会社をやめて日本に帰ってくるというのだ。
 今回の農薬ギョウザ事件で 中国の国策として日本への農産物の輸出を大幅に制限する処置が
とられているという。 これから仕事にならないのだそうだ。

 中国側の見解は、 「日本は中国のありがたみを 分かっていない。 一ヶ月もすれば、中国に由来する農産品が 底をつくだろう。 その時 はじめて中国のありがたみが分かるはずだ。」・・・・という事らしい。 中国は 完全に日本をみくびっているようだ。
 また、 過去の歴史をみれば、中国の政権崩壊は外圧によっては起こらない。すべて 内部の崩壊によって起こるという。   良く考えてみれば、 今回のギョウザ問題は、海外の日本人の命の問題
よりも 中国国内の問題を優先させた とも思える。
 それだけ 中国国内の 都市と農村・地方の格差の問題が 深刻になっているのだろうか。

 それでも、なんら具体的な行動をおこさない日本。
どうなっているのだろうか。 最近の防衛省の問題といえ、昨年来の農水省のゴタゴタ劇といえ
責任者の存在意義が問われているのに 一向にその道筋が見えない。
 こんな事で 国家の危機管理は大丈夫なのか。
 せめて、食料生産だけは、日本国内で最大限の努力を払う目標を 速やかに掲げてもらいたい。

 そんな事を おもった一日だった。

夜 我が家が永年お世話になった 隣集落のおばあさんが突然亡くなったとの 知らせをもらう。
93歳だった。
 正しく NHKのテレビドラマ「おしん」の 時代を おしんの如く生きた人生だった。
「おらの 人生は おしん なんてモンではなかった。 おしん はまだ良いほうだ」
が口癖だった。
 おだやかな 寝顔だった。 合掌。
 

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