夜 村の自治センターで今年から始まる戸別所得補償モデル事業の説明会がおこなわれる。
約700戸あまりの村だ。
50人ほどが集まる。
市役所農政担当とJAから担当職員が来て説明会が行われる。
結論からいえば、今回の大改革? 農水省は、農家に説明する前に 市町村の担当職員とJA職員に 十二分に説明してから改革?をすべきだと痛感する。
今回の改革の根幹を理解できない、わざと理解出来ないふり?した(国では話し合いにまぜてもらえなかった) JA職員が説明する説明会だ。
それを聞いた 農家のほとんどがチンプンカンプン。
当たり前の ことだ。 (もしかすると、農家のほうが時代の流れを JA職員や市役所農政担当者より 生活かかっている分 理解しているかも)
いずれにしても、これもでの米政策農政から 一刻も早く頭を切り替えてこれからの
米づくりに対応しないと とんでもないことになる。
それが、地域全体主義で米作りに取り組んできた 地域こそが大きな遅れをとることになる。 時代は、確実に (経営規模の大小に関係なく)戸別農家が これからの米づくりの将来を 個の責任のもとに判断し 農業経営者として生産調整に取り組む時代へ大きくシフトしようとしている。
行政担当者が、時代の流れを真正面から受け止めることから目をそらし、その大きな罪の意識もなく、目先の仕事の体裁だけを考え、これからも農政に携わるのであれば 犯罪行為ひとしいと思う。
それでも、最後はJAの本音。
昨今の販売は厳しい。 昨年支払った 概算金12,300円を下回ることも予想される状況だ。最悪な 概算金の返還もあるかも・・・。 一瞬会場どよめく。
変な理屈言わないで、生産調整がうまくいかないとJA組織が壊滅する。 とまで言わなかったが 率直に現状を話しないと本当にJAがこれを機会に壊滅的打撃を受けるだろう。