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土地改良区で午前中 今年度の維持管理工事完成検査で管内を見て歩く。
午後から 本年度の用水実施計画会議。
完工検査の途中 仙台平野に位置する名取土地改良区の総代をしているという人が
現場で働いていた。 仙台平野のど真ん中に位置する名取。
今回の地震と大津波で海岸線は 壊滅的な被害を受けたところだ。
話を聞いてびっくり。
あの広い名取耕土で今年 稲を作れるのは三分の一位だという。
津波で冠水したところは今年の作付は難しいだろうとは 思っていたが事態は、それよりも深刻だというのだ。
津波で主要河川が下流で壊滅的被害を被り、上流で稲を作付した場合 その排水が出来なくなり 災害復旧工事に支障が出るというのだ。
 上流の田んぼの作付も制限せざるをえないのだという。
予想もしない事態だ。
こんなことでは、今年の稲の作付は全国でどのようになるのだろうか。
生産調整なんて言っていられるのだろうか。
 満足にコメが作れるところに 稲を作付しなければ 来年 日本で食べるコメは 大丈夫なのだろうか。
 その辺の話が 政府から 全く伝わってこない。
ナニしてるんだ!!!

昨日の情報に 次のようなものだある。

農水省が23日、東日本大震災による津波で浸水した田畑が岩手、宮城、福島の3県で約2万ヘクタールに達するとの調査をまとめた。阪神大震災での田畑の被害面積の100倍の規模だ。
農業を再開するには、海水がもたらした塩分を田畑から取り除くなどの作業が必要で、今後の作付けに甚大な影響が出そうだ。国土地理院が撮影した衛星写真や現地調査に基づき、農水省が分析した。
内訳は岩手が1800ヘクタール、宮城が1万3千ヘクタール、福島が5400ヘクタール。仙台平野や北上川河口付近が広範囲に浸水した宮城の被害面積が最も広く、同県内の田畑の9.5%を占める。
青森や茨城などでも田畑の浸水は起きたが、今回の結果には含まれていない。

おそらく 作付不可能な田んぼは、津波の被害地で冠水した田んぼでなく 農業施設の
損壊等で作付不可能な田んぼが相当出るだろう。
その数字は 政府はつかんでいるのだろうか。

本日の会議で、角田土地改良区の 用水開始は昨年同様にすることを 機関決定する。
遅れていた農作業を 進めなければならない。

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2011年03月25日 06:16に投稿されたエントリーのページです。

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