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まだ続くガソリン不足

地震から17日が経つというのに ガソリンスタントには2キロから3キロに及ぶ
車が並ぶ。
正しく異常事態だ。
水道と電気が復旧し 地震の被害が企画的 少ない角田市は普段の生活にもどりつつあるが なんとなく落ち着かない毎日だ。
阿武隈山地の向こう側に位置する 浜辺の惨状を 思うにつけ気がめいる。
 
それにしても 、原発事故が収まらない。 人間の英知を結集し作りあげた原発。
その原発を コントロールできずあえいでいる。
 人の英知等 些細なものかもしれない。 百姓仕事は、命と直結する仕事だ。人が生きている限り食べ物を生み出さなければならない。
自然と向き合い、常に「想定外」を「想定」して 稲を作り続けてきたといえる。 それだからこそ、幾多の大災害 に遭遇しても 「百姓の来年」「いつまでたっても一年生」という言葉が示すように 未来を信じ素直な思いで田んぼにむかってきた。
 春になり 種を蒔けば 新しい命が芽生える事を知っているし、その命を育む事によって 新しい未来が見えるからだ。
 しかし、今回の原発事故の関係者から出る言葉は、 「想定外」という言葉しかない。 後がないではないか。 想定外の現実に直面し 想定外を想定していなかった
では済まされない。 なんとしても、いち早く原発事故を収めて欲しい。
そうでなければ、明日へ向かって 生きる活力が生まれてこない。
 津波の被災地の復興にむけ 国の全勢力をかたむけてほしい。
いま尚 何十万人という人が 希望を見出さずに困難な日々をおくっている。
 政府は 何してるんだ!!!
いつまでも 東京中心の報道や考え方はやめろ!
 震災に遭遇した 多くの被災地も日本だ。 そこには 多くの日本人が住んでいる。
 
津波という自然脅威には ただただ 茫然と 素直にひれ伏すのみだ。 しかし、人災ともいえる今回の原発事故は、怒りだけが込み上げてくる。  なぜだろうか。
 
 今日も一日かけ、土地改良区のパイプラインの 試験通水。
我が村の 田んぼのライフラインともいえる用水パイプラインは 復旧の見通しがついた。 あとは 田んぼ仕事を急ぐだけだ。 

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2011年03月28日 22:26に投稿されたエントリーのページです。

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