改めて個人主義
関西のお百姓君 おばんです。
関西は、暖かですよね。
今 苗づくりが始まったんですか。
私のところは、東北。 寒冷地。
このところの我が宮城県では、寒冷地 東北という事を すっかり忘れた 稲作指導が進められています。
私は、ここ数年の指導体制に大いに疑問を持っています。
寒冷地稲作の 基本は、 稲の生育を進め 暖かいうちに
早く出穂させ 稔らせる。
そのために、丈夫な苗を育て早く 活着させ 生育をそろえる。
温暖化を意識しすぎ、その対策として遅い田植え、5月20日以降の田植えばかりを 強調。
困ったものです。 JAはじめ県庁で農政関係で働いている者が、自ら実践も出来もしないことを 指導と称して
公のところで 発言し、しかも 用水開始時期まで遅くさせるという 暴挙に出る。
しかし、しかし、今年は角田土地改良区の常識的判断で、昨年よりも3日早く用水開始。
これ幸いと思ったか、遅い田植えを率先して奨励しているJA幹部や県庁職員が、いかにも、率先して5月の連休早々に田植えを実行。
どうなってんの?
最大の問題点は、 そんな無責任な農業関係機関の 御意見なるものに対し、真っ向から反対もせず ハイハイと 言うことを聞いている稲作農家の実態。
と、実態・現実を顧みず 頭の中でだけ農業をしている 多くの農業関係者が
組織の名を借りながら指導してい気分に浸り、無責任な行動をしている事に
気付かずに 平気で給料をもらっている。
この姿勢を改めないかぎり、消費者に自信を持って 食べてもらえる米づくりなど 不可能。
個が重視され、多様な地域社会づくりが 求められている時代だというのに、 米づくりの現場では 益々 組織決定という名で 時代とは逆行する「囲い込み」が進んでいます。
農業関係者の 無責任な仕事振りに 付き合うのは全くの
時間の無駄。
時代の流れを しっかり見据え 自ら実践するしかないでしょう。
そんな事を 改めて感じる今日この頃です。