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博士論文 意見交換会

東北大農学部で行われた、 農業版環境会計にかんする意見交換会に呼ばれて午後から仙台へ。
東北大学大学院農学研究科博士課程の博士論文 
「農業版環境会計」に対し討論会をするので出席要請。

担当教授は 両角教授。

討論者は6名。
そのうちの一人として出席。
今日 提示された討論点は。
1.環境会計は、消費者が農産物を購入する際の情報として使えるか?
2.環境会計は、環境保全型農業を行う生産者に対して直接支払いをする際の
 根拠として使えるか
3.分かりやすい情報伝達になっているか。

自分の勉強も兼ねて出席させていただきました。
約3時間余り 結構面白い勉強をさせていただきました。
試験研究機関としての大学。
他の分野では、産学連携という名も下に 生産現場と大学の共同研究の話を
耳にします。
「農学栄えて 農 滅ぶ」という言葉があります。

常々、宮城県は東北大を抱えていながら  特に農業に関しては、大学で何を研究しているかサッパリ分からない状態。
従来の農政からすると、生産現場の主である 百姓は話を聞いて 納得するのが当たり前。 百姓が東北大学と対等の関係で 明日の農業を創る作業をするなど  とんでもない話。

それがそれが、大学に来てくれという。
しかも、博士論文が実際に 役に立つか検証して欲しいという。
いやはや、世の中 変わりましたね。

「農学栄えて 農 滅ぶ」 というこの言葉。
早く 死語になって欲しい。

そんな事を考えさせられた 一日でした。

Sさんの博士論文が見事パスする事を 祈ってます。
そして 立派な農学者になることを期待してますよ。


コメント

昨日は、ご出席いただきありがとうございました。熱心に議論していただくお姿を拝見し、改めて感謝でいっぱいになりました。
遠くからお越しいただいたこと、無駄にならないようにがんばっていきます。課題がたくさんですが、少しずつでも前に進んでいきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

 百姓さん、Sさん、おばんでございます。
 学生時代、農学は現場で役立つためのための学問だからなーと、私の先生はよくしゃべっていました。
 常にその研究が、現場でどのように活用され、応用されていくかを考えながら、研究されると面白いと思いますよ。
 あとはどんなことが現場で問題になっているかも、泥臭くとらえてね。そのためには現場との関係つくって、土まみれになるのも必要かな~なんて、思います。

 百姓さん、ラジオ深夜便聞きましたよ。角田の風情がいい感じででていましたね。志野くんの話が出なかったのは、時間切れだったでしょうか・・・(^_^;)

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