メッセージ
仙台市立寺岡小学校は、国際理解教育に熱心に取り組んでいるようだ。
先日は、JICA東北の依頼をうけ、5年生の皆さんに、角田の農業とタイ・イサーンの支援交流の話を
してきた。
また、6年生が ラオスの焼畑農業支援プロジェクトの専門家に焦点をあてて、ラオスと日本の協力ということで勉強をはじめるのだという。
そこで、その勉強の取っ掛かりとして 角田と北タイの交流について メッセージをよこして欲しいという
依頼があった。
北タイには、ダイエー君がいる。
少数山岳民族ラフ族の為の研修農場建設で 交流支援している。
あらためて、本棚から 「北タイ焼畑の村・天地有情」 小松光一著・三一書房 を取り出し読む。
小松先生は、最大の恩師。
これまでの、総括を兼ねて勉強しなおす。
著書の中で
「1970年代の前半、アフリカ問題にとりくむ人々のなかでおきたシュバイツア批判がおきたことを思いだす。
彼の日記にはくりかえし、「私は、彼らにとって兄だ」という言葉でつづられている。つまりシュバイツア
博士はどこまでも善意なのである、立派なひとなのである。だが、その立派さ姿勢 、善意の姿勢が過剰に啓蒙主義的となり、彼らなりの、彼らの尺度と価値観にもとづく内発的な発展の理論をついに
発見しえなかった、というものだ。」
あまり意識はしてこなかったが、角田市アジアの農民と手をつなぐ会の 活動スタンスは小松先生そのものの様だ。