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日本計画行政学会研究集会、シンポジューム

今日も一日 雨降り。
まるで 梅雨に入ったような感じだ。

午後から せんだいメディアテーク で日本計画行政学会東北支部 第24回研究集会
「食の安全と食糧確保」という シンポジュームのシンポジストとして参加する。

 コーディネーターは 東北大学大学院経済学研究科 医療福祉講座教授 関田氏。
 シンポジスト、講演テーマは以下の4氏

 東北大学大学院農学研究科准教授 伊藤氏
 「世界の食糧問題・日本の食糧問題にみる 「食」安全・安心確保に必要な視点」

 百姓 面川 義明
 「食べ物の生産現場からの報告」(田んぼに立って35年 職業は農業、趣味は農業)

 尚絅学院大学大学院総合人間科学研究科教授  山本 玲子氏

 「食行動と健康」

 みやぎ生協理事  倉田氏
 「冷凍餃子農薬混入事件などを受けての みやぎ生協の対応策について」

 それぞれ30分ほど講演してから 討議に入る。

私の 講演の骨子


 講演テーマ (日本計画行政学会 東北支部研究集会)
 「食べ物の生産現場からの報告」
  (田んぼに立って35年 職業は農業、趣味は百姓)

  食料の基本的性格 を認識する事から食を考えることが必要。

  食べ物は、人間の生命を維持するために必要不可欠なものだ。
  水や空気と同じで  食の安全はもちろんな事 存在することが 当たり前である。
  この 当たり前の事を 当たり前にする為に 歴史は努力してきたといえる。
  常に 国民に均しく継続して且つ安定的に供給できるシステムを構築する事が行政
の最大の役目だ。

食糧生産を「継続」且つ安定的担うのは、 農家・農民だけでいいのか。 農家(生産者)・流通業者・消費者 それぞれの現実を検証し、再構築する事が必要。
食の問題を考える時 生産者と消費者、都市と農村など 対立軸の構図のもとに論ずることは止めるべきだ。

 農政の課題は、 食料供給産業として自立できる政策が必要。
         これまでの日本農政の展開は、常に 格差問題などの農村社会問題と 農政本来の課題である食料の安定供給政策を同時に考える。 
その結果 常に 生産現場で混乱し、 国民にとっても非常に分かりにくい構図になっている。
         国民の食料を どのようにして「継続的」かつ 安定供給ためにどのようにするのかという視点で 食料政策を整理すべきだろう。
 
以上のことを 骨子として 話を進めるが。
殆ど、 その場の思いと 田んぼの思いを中心に いつものように話をすすめる。
会場の感触としては、概ね 百姓の心意気は伝わった感じ。4時間では 時間が足りなかったと感じた。
 

 

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